外国人の国内山林地買収

北海道の山林地が外国人に買収されていると、先日の北海道新聞に出ていた。
今日、NHKのクローズアップ現代という番組で、国内のこの問題が取り上げられていた。

 

先日来社した東京都内の不動業者が、これからは日本国内の不動産を中国人に売り出すと言っていた。
商売としては誰に売ってもいいのであろうが、これ等の是非は商売人としての倫理の問題であろうと思う。
但し、手をこまねいていると、市町村は資産税徴収の為に、外国まで行くことにならないか。
それとも、差し押さえて公売で回収するのだろうか。

 

自分は農業委員会に勤めていたとき、農家の経営を安定させる為経営地の拡大が必要で、不在地主の斡旋に苦労した。
不在地主の所在が分からないこと。
分かっても遠隔地にいる為に、交渉に大変な費用と労力を要した。
こんな経験から、なるべく土地所有は地元の人が持つべきと考えている。
山林地はその辺の土地と違い、国土・環境の保全上重要なもの。

 

ただ、森林を所有することは、大変お金が掛かることも事実である。
その割には、木材が安くて割が合わないのも事実である。                                                                 
                                             平成22年9月7日  次回へ続く